ターゲットもシーンも、ベネフィットに行き着くための切り口。新たなターゲットを見つけ出すのも、さまざまなシーンから特定のシーンに絞り込むのも、もともとの目的は、他とは違うベネフィットによって製品の差別化を行うためである。 新たなターゲットを見つけだしても、そのターゲットがこれまでの商品の提供しているベネフィットに満足していたら、新製品の開発には結びつけにくい。ターゲットやシーンを見つけ出すのは、ターゲットやシーンに応じた新たなベネフィットが求められているはずだ、という期待からである。では、ベネフィットとは何か。次のベネフィットをいかにして見つけだすのか。